私たちが外の世界を見て何かを感じる時、
その原因は外側のものであるかのように思います。
例えば、この空がきれい。
そう思ったのだとしたら、目の前にその空があるから自分が「きれいだなあ」って感じた。
そう思うんですね。
でも、外の世界は自分の心が創っている
という考え方からいけば、
自分の心に美がすでにあったから、
美しいものを外の世界に映し出して見ている。
そういえるんです。
私たちが生まれてきてからずっと学んできたのは、
「それを見て、あなたはどう感じた?」
という問いかけでした。
それが目の前にあるから、わたしはそう感じるのだ。
でも、自分の心が現実創造するのだとすれば、
それが先に心にあったから、それを今、目の前で見ているのだ。
それを今、体験しているのだ。
ということになります。
私たちは見たくないものを無理やり見せられてそれを体験しているのではなく、
すでに心にあるものを映写機のようにして外の世界に映し出してみています。
先に心。
心が外側に映し出される。
外側の世界は原因ではなく、無意識で感じていることが外側の原因なのでした。
自分の無意識レベルで望んでいることが現実化しています。
そう考えると、本当の意味のパワーを感じませんか。
嫌なことが起きた時、それは
「無意識のレベルにこんな思いこみがありましたよ」というお知らせなだけなんですね。
目の前の世界は原因ではなく、結果だから。
もしも、望んではいないことが現実で起きているのなら・・・
わたしはいったい何を信じていたのだろう?
わたしの心には何があるのだろう?
そんな風にちょっと好奇心を持って距離を保ちながら現実を見つめて見てください。
いつでも、映写機に入れたフィルムの交換は可能です。
そして、フィルムはどんなものでも良いのです。
悲劇や復讐劇、メロドラマではなく、愛の物語、サクセスストーリー、奇跡の物語、ワクワクハラハラ冒険物語、豊かなストーリーなんでも可能です。