必要性から自由になると、自分も、その対象物も、自由になり、自由であるがための万能性を発揮します。
そう、あらゆるものは、万能でなければならないのです。
万能であることが、自然な姿なのです。
(香咲弥須子さん著 「特別性の終焉」より)
私たちの多くは、自分を良くしようと、自分を変えようと、一生懸命に生きてきたと思います。
でも、それは、この自分を変える必要がある、この状況を変える必要がある・・・そんなふうにずっと自分をコントロールして、万能になることを自ら阻んでいたということなんですよね。
私たちは本当に万能な存在です。
なぜなら、神の一部だからです。
それなのに、「自分はこうなる必要がある」「自分はこうならなければならない」とその目標としている自分しか受け入れないと決めてしまうと逆に自分を望まない状態に留めてしまうんですよね。
最近見たテレビで、今人気の東大クイズ王の伊沢さんとお父様とのエピソードが紹介されていました。
東大に行った伊沢さんにお父様は一度も「勉強しなさい」と言ったことがないそうです。
それなのに、東大に行き、クイズ王になってしまった。
なんだか耳が痛くなってしまう話ですよね。
私たちは、自分自身にもっと痩せないとけない、もっと稼がないといけない、もっと売らないといけない、もっと増やさないといけない、もっと頑張らないといけない、もっと好かれないといけない、もっとスピリチュアルにならないといけない、もっとできるようにならないといけない、もっと上手くならないといけない・・・
そんなふうに自分は〜する必要があると、
ずっと自分に必要性を押し付けて、自由を奪って、万能であることを否定して生きてきているんですよね。
そして、それをなかなかやめることができなくて、それゆえに万能な自分に出会えないんですよね。
あらゆる必要性から自由にしてあげる。
そうしたら、すでにあった万能な自分に出会うことができる。
思ってもいなかったような自分に。
自分で思っているゴール達成するために、自分で思っている必要を満たすために自分を使うのを自分のためにやめてあげる。
一気には無理だけれど、少しずつ少しずつ、そうやって自分を自由にしてあげることは自分を信頼することだし、自分の無限の可能性を信頼することだし、自分に備わっている万能の力を信頼することになるんですよね。
それが、ただ、「今」を「今」のために大切に生きる、ということなのかもしれません。
最後に、お知らせです。
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