「自分はこのままじゃダメ」と思うときは

私たちの多くの人の中に、

「このままではいけない」

という想いがあるのではないでしょうか。

この状況をなんとかしなければいけない。今のままの自分ではいけない。

そんな想いです。

今の自分にくつろぐことのできない、落ち着けない想いです。

時間をとってじっくりとこの想いと向き合うと、なんとも涙が出てくるような想いがするのではないでしょうか。

この世界はいつでも、「限りがある」ことを前提に動いています。

1日は24時間。1時間は60分。

その間に済ませなければならないことをすませる。

幼稚園や学校には始業時間があり、それまでに行かなければならない。

定期テストに間に合うように勉強の準備をしなければならない。

高校の入試に備えて早くから準備をし、年明けには入試まであと〜日!と発破をかけられる。

わずか18歳になる頃には自分の進路を決めなければいけなくなり・・・

働き始めれば様々な締め切りに追われ、生活の中では税金や保険など様々な支払い期限に追われる。

それでも生きていくために、食べるために、働き続けなければならない。

テレビや雑誌の宣伝、周りの人たちと自分を比べて、持たなければならないものを持てなければ、なんとかしなければと焦り・・・・

 

人間の一生とはこんなものでしょうか。

本当にこんな風に生きるために生まれてきたのでしょうか。

 

もし、あなたの中に「このままじゃいけない、このままの自分じゃダメ」という焦りのような、不安のような想いがあるのなら、それがどこか自分が劣っているからだとか、自分が怠けてきたからだとか、そんな風に思わないでください。

どれだけ努力を重ねても、「自慢できるような逸品」を集めたとしても、常に常に私たちの中の「怖れの声」は何かと理由をつけては「このままじゃダメだ」と私たちを追い立ててくるのです。

 

このままじゃいけない。そんな不安、常に自分の中から突き上げてくるような追い立てられるような思い、一瞬のくつろぎも与えないような声、それこそがエゴの声だからです。

 

私たちが「サバイバル」を基準としたエゴの思考回路を採用すると、必ずこの「限りはある」という欠乏と不安と怖れが湧き上がってくるのです。

辛くなって、焦らされるような、今の自分も現状も全て否定したくなってしまうような思いこそエゴの怖れの声なのです。

頭の中のこの声を聞いていると、焦らずにはいられなくなります。人と比べずにはいられなくなります。

そして自分を否定しはじめます。

そして、まるで穴の空いたポケットに小銭を放り込むような生き方、ザルで一生懸命に水を汲むような生き方をしているような失望を感じてしまうのです。

「自分はこのままじゃいけない」という動機から行動することで、ずっと「このままの自分じゃダメだ」というサイクルの中から抜け出せなくなってしまうのです。

 

私たちの外側の世界というのは、引き寄せの法則的に説明をすれば、「自分の発している波動」から作られます。

他のスピリチュアリティの教えでも「心の状態が外側の世界」と表現されるでしょう。

だとすれば、「現状の否定や自己否定」からは自分が真に欲しているものは生まれてこないということです。

 

こうした状況から抜け出すためにできることは、

このままでいいと思える自分になれたら自分は何を得られると思っているのだろう。

とまず考えてみることです。

例えば、このままでいいと思える自分はきっと十分なお金を持っている。と思ったのなら、十分なお金を持つことで何を感じたいのか。考えてみます。

そして、安らぎや安心感、自己尊重、自由さ、希望。

が自分が得たいと感じているものであり、欲しているもの。そう気がついていきます。

こうしたものは、高い質のエネルギーです。そして、こちらの自分こそが真実の自分です。こうした高い質を表現し、言葉や行為で「今」それを表現しはじめます。

こうした新しい質の高いエネルギーがより多くのお金や本当の自分を生きることに役立つありとあらゆるものを引き寄せてきます。

人によっては勇気を持って十分な休息をとり、心を静めたりリラックスすることが安心感という質を育て、自分の波動を変えることに役立つかもしれません。

 

たくさんのお金が入ってくるまで、待たないでください。

確かにお金がない状態では落ち着かないと感じる人もいるかもしれませんが、その中でもお金が十分にあったら感じたい高い質を表現し、お金が十分にあったらしたいと思うようなことの片鱗でも体験してみてください。

どれほど忙しかったとしても、自分の幸せへの投資の時間だと思えば一日20分程度の時間は作れるものです。

お金が十分にあったらしたいと思っていた趣味や好きな活動をしてみてください。

お金を手にするために何かをするのではなく、お金が十分にあったらしたいと思っているそれをしてください。

くつろいだり、自分の好きなことをするために時間をとることに罪悪感を感じたり、何らかの責任や義務が押し迫ってくるように感じる人もいるかもしれません。そんな方はきっとこれまで周りの人たちのために自分を犠牲にすることが習い性になっているのです。

そんな方こそ、「自分を大切にする」ことを選んでください。

自分にとって、自分を大切にする行動はなんだろう。自分を愛することはなんだろう。

そんな風に考えてみてください。

そして、自分が喜ぶことをしてみてください。

 

何か欲しいことのために必死になって頑張るのではなく、欲しいものを手にしたら(このままでもいい自分になったら)したいことを今する、そのエネルギーを今、表現する。

それがポイントです。

人によっては、本当にやりたいことなのに抵抗を感じてしまう人もいるかもしれません。

安全欲求が強い人に特に多いのですが、より良い変化だとしても変化は不安に感じるんですね。その変化に抵抗して、やりたいことでも何だかそわそわして落ち着かないような感覚が生まれてきたりします。それでも慣れていくしかないので、新しい環境に潜在意識が慣れていくまでそわそわしながらも続けていくことが大切です。

変化に抵抗し、新しい環境の違和感にも慣れていけないと、現状を維持するしかなくなってしまうので、

「安心していたい=変化が怖い」が強い人ほど、大好きなことにでも抵抗を感じてしまうということを覚えておくことが役に立ちます。