マウンティング女子や自分を意図的に傷つける人にどう対処するか

セッションなどでお話をしていると、親戚や友人、仕事場の人間関係の中などにマウンティングする女性がいて困っていると時々聞くことがあります。

マウンティングとは、【背に乗る】という意味の生物学用語で、動物たちが自分の優位性をアピールするために相手の背中に乗る体勢のことを指します。

「マウンティング女子」は、このマウンティングという動物の本能的行動と女性を掛けた造語だそうです。

マウンティングする人は主に女性が多く(男性もいますが)自分が相手よりいかに優位に立つかを張り合い、挑発的な言動を取ったり、ライバル視した相手を攻撃したり、貶めたり、傷つけようとする人のことをマウンティング女子と言うそうです。

もしもあなたがマウンティングされている・・・と感じるのなら、あなたは心が優しく、言い争いが好きではない平和主義の女性かもしれません。

マウンティングする人は、相手のちょっとした言動を自慢していると考え、劣等感が刺激されやすく、自分の方が負けていると感じやすいため、ターゲットに対して張り合ったり、自分の優位性を誇示しようと試みます。

つまり、マウンティングする人というのは、「自分の方が劣っている」とか「バカにされている」とか「下に見られている」とかと、思ってしまいやすいということです。

「私の方が上!」としつこくアピールしたくなったり、自分が正しいと証明せずにいられなかったり、相手を攻撃したり、貶めたりするのは、深層心理では「あなたは私にないものを持っていて羨ましい!私にはできないことができて羨ましい!悔しい!」という嫉妬の気持ちや置いていかれる不安を、マウンティングする女性が持っているからです。

また、マウンティング状態の人はつねに戦闘態勢ができあがっていて、残念ですが、勝ち負けや主導権争いでしか人間関係が築けません。少しのことで爆発し、自分を守るために相手を攻撃することもあります。

 

なぜマウンティングをしてしまうかといえば、強い劣等感を抱いているからです。自分自身を認めてあげることが難しく、承認欲求が満たされていないんですね。

劣等感を感じたくないがために、自分が優位に立つことや嫌味を言って相手を貶めることで、自己価値を認識しようとするんです。

自分に自信がないため、他人より優位に立った、自分の方が正しいと思うことでしか安心感を得られないのです。

自分が他人よりも劣っていると思い、傷つきたくないという強い思いがあるため、自分が負けていると思うと相手を攻撃する。これは、マウンティングをする女性にとっては、「自身を守る方法」なのです。

 

マウンティングする人の根底にある本当の思いを言ってしまえば、

もっと自分を認めて欲しい。自分は愛される存在だと思いたい。

だから、もっともっと愛をください。

劣ってはいない存在だと教えてください。

どうか助けてください。

 

そういう愛と承認を求める叫びをしているんですね。

すご〜く遠回しなやり方ですが・・・・

攻撃や虚勢を張っているように見えても、それは寂しがっている、孤独の嘆きなんです。

しかし、そこから生まれる行為が周りの人を遠ざけてしまうんですよね。

誰も、愛を欲しがっているとか、寂しがっているとは思わず、それどころか関わりの中で傷つくので、相手を怖いと思ったりわずらわしく思ってしまうからです。

マウンティングをしている人のほとんどは、自分がマウンティングしていることには全く気がつかず、自分を守ることに必死です。ただ、他の人に負けたくない、正しくなくては愛されない、と無意識のうちに頑張ってしまっています。

 

もしもあなたの周りに無意味な張り合いをしたがる人がいて、付き合いづらさを感じるなら、最も良い対処法は争わずに「巻き込まれない」ことです。

また、あなたが「苦手だ」と辛く感じてしまうのなら、無理に関わらないことが一番です。

心地よく感じられる人と一緒にいてください。

また、同僚やママ友など離れられない人にはイライラすることがあるかもしれませんが、自分に自信がなく、不安で困っている人なのだと心の中で思えば、怒りや不快感も少しは薄れるはずです。

 

あなたがマウンティングする人に苦しめられているとすれば、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先して言いたいことを我慢してしまうタイプかもしれません。

自分の感覚を信頼できる人はこうした人に対して、巻き込まれることなく、適度に距離を置いて関わることを選べるはずなのですが、例えば親や兄弟姉妹など小さな頃からマウンティング体質の人物に触れていると「何かがおかしい」と思いながらもサンドバッグ役に甘んじてしまう場合があります。

また、「相手に勝ってはいけない」「他人よりできることや幸せであることをアピールしてはいけない」「下手に出ないといけない」という観念を持っている人や目立つことや成功することに対して罪悪感の強い人もマウンティングする人を引き寄せやすいと言えるでしょう。

マウンティングする人というのは劣等感や不安感が強いために、何がなんでも他人より優位に立たないと、安心できないと思う人たちです。彼らにとって、それは死活問題なのです。

しかし、「勝つ」という気持ちは「他人に勝ってはいけない」という観念を持った人が怖れていたり、抑圧している部分でもあります。

ですから、マウンティングされやすい人は弱気にならず「健全な形で勝つこと(自分の人生でパワーを発揮すること)を自分に許す」「できる自分を隠そうとしない(できないフリをしない)」ということも大切です。

マウンティングする人は優位に立ちたいので、自分の意見をハッキリ言える人や、自立して、自信を持って自分の道を歩んでいるような人が苦手です。

また、上の立場に立ちたいということで、面倒見が良かったり、気前が良い人が多いかもしれません。ですので、自分でできることも誰かにやって欲しい、自分のために誰かに動いて欲しいという人も、マウンティング女子を引き寄せやすいかもしれません。

マウンティングする人や嫉妬深い人を周りに引き寄せやすい人は、謙虚になりすぎず、遠慮せず、自分が幸せで楽しいこと、できることを隠さずありのままに表現するようにしてみてください。

他者に遠慮せず、他人からどう思われるかを気にせず、自分のペースで自分の人生を楽しむことです。そうすれば、自分の周りにもありのままの自分に満足し、人生を楽しんでいるような人を引き寄せやすくなります。

あなたがマウンティング女子を繰り返し引き寄せるのだとすれば、マウンティングする人の根底の思いである「認められたい、もっと愛されたい、もっと人から求められたい、多くの人に望まれたい」という気持ちをあなたも同じように持っていて、その困窮する気持ちに自分自身で気がついていないかもしれないという可能性があります。

その場合は、きっとご自身で気がつくはずですので、その思いを癒してください。

 

ただ、あなたを傷つけるような人には甘んじないでください。

スピリチュアルなことを学んでいると、自分が不快になり、消耗し、自分を攻撃し、傷つけるような人をも受け入れ、遠ざかってはいけないのだと思いがちなのですが、他の人の中に健全でないものを感じるのはスピリチュアル的に許されないことだと思わないでください。

傷つけられながらそこにい続けることこそ問題です。

奇跡のコース」には”キリスト”からのメッセージが書かれていますが、コースの解釈であっても「自分が叩きのめされたり、虐待されたりするのを容認すべき」といったことにはならないのです。

右の頬を叩かれても、左の頬も「叩いていいよ!」とヘラヘラしながら差し出してはいけないのです!

私たちは、単に自分が虐待されたり、何らかの形で踏みにじられたりするのを容認することにより、霊的に成長することはありません。

それはちょうど、自分は傷つかない存在だと信じて自分の家のドアからすべての錠を取り去ったり、保険を解約したりすることによって、私たちが霊的に成長するわけではないのと同じです。私たちが自分自身を肉体として経験している限り、肉体がもつ物理的必要と心理的な必要の両方に応じることや、それらを尊重することは必要なことなのです。

今回はマウンティングする人の話でしたが、明らかに自分を侮辱したり、踏みにじったり、嫉妬して傷つけてくる人には「ノー」を突きつける、立ち去る。合わない人とは無理に一緒にいない。ということも、場合によっては自身の霊的な成長に必要なプロセスになるということをお伝えできたらと思いました。

特に、相手の期待に応えないことに罪悪感を感じやすい方は、その罪悪感を超えて、自分の本心を大切にするレッスンになるかもしれません。

 

最後に・・・

マウンティングする人でもいいところもあるし、できたら関わっていきたいという方は、マウンティングする人の中に光を見てください。

その人の怖れに震える「エゴ」がそんな行動をさせているだけで、その人自身の内側には未だ清らかなままの場所がある、そう見てください。

そして、愛を求める叫びに応えてあげてください。

マウンティングする人は「認められたい」「もっと愛されたい」そう心では叫んでいます。

その叫びに応えることで、自分もまた癒されるという体験をすると思います。