祈りを通して支えを受け取る

癒しの分野に興味を持つ方の多くは、「幼少期の体験や親子関係などがどれほど自分の人生に影響するのか」ということについて考えたことがあると思います。

同じように、自分は幸せな家庭で育ってきていないし、愛や支えをもらって育ってきていないから幸せになれないのではないか、と考えたことがある方も多いと思います。

もし、幸せな子供時代がなかったからといって大人になっても生きづらさを感じたままだとしたら辛いですよね。

 

子供への環境の影響についての研究で、カリフォルニア大学のエミー・ワーナーは、三十二年間にわたり、698人の『ハイリスクの子供』のグループを研究しました。

この研究対象になった子供達は、「最も不毛な家」で育ち、両親と環境の強力な影響の中で教育され、三人のうち二人は十歳までに極度の学習的、行動的問題を抱えていたそうです。

しかし、この中の3分の1のグループの人たちは、自信に満ち、心が優しく、大変有能な人物に育ったのだそうです。

そのグループの人たちには3つの特徴がありました。

まず1つ目に、個人的に、持っていた趣味というものがありました。

2つ目に、際立った才能があるかないかではなく、自分の持っている才能を使いました。自分の持っている才能を使うことが幸せになった人々の共通性でした。

ちなみに、素晴らしい才能で何か大きなことをやらなければということではなく、今日一日をきちんと生きる、ということが出発点と考えることが重要であり、今日一日をきちんと生きているうちに、自分の才能に気がつき、効果的な才能の使い方も分かってくるそうです。

3つ目が、信仰と祈りでした。3分の1の人たちは信仰と祈りが大きな内的、個人的心の支えになり、外での人との関係を補うことができたと語りました。

崩壊した家庭に生まれても、自信を得て幸福になった人たちは祈りを通して心の支えを得たのです。

参考: 加藤諦三「大人になりきれない人」の心理 

 

一つ目の趣味についてですが、趣味とは本当に自分が好きなことを楽しむ時間を持つという意味です。

本当に好きなことをしている時、実は内なる神とコンタクトを取っているのと同じなんですね。

ある著名なピアニストの方は、ピアノを弾くのは神に会いに行くためだ。と話していたことがあります。本当に好きなものを楽しむ時、それがどんなものであっても、神とコンタクトを取って癒しを受け取っているのと同じなんですよね。

 

2つ目の才能ですが、どんな人にでもその人にしかない才能を持って生まれてきています。すぐにその才能が開花して画家やピアニスト、経営者、サッカー選手とかになれるというわけではないと思いますが、焦らずに、そして結果にこだわらずに毎日楽しみながらしたいと思うことの中に、才能の種があるので、根気よく育てていきたいです。

 

最後、3つ目はお祈りです。

困難な環境で育ってきた方の多くは、外の世界で得たかった心の支えが得られなかった方が多いと思います。
しかし、その心の支えをお祈りを通して得ることができるのです。

欲しかった愛、支え、力、助け、導きをお祈りを通して、神にお願いすることで、それを頂くことができます。(「本当に」求めるならです)

決して一人ぼっちではないので、安心してください。

ちなみに、外の世界の誰かがいつでも自分が願った時に支えてくれるというのは稀なことだと思います。

なので、祈りを通して内なる神に支えてもらうというのは、誰にとっても欠かせないものなんですね。