もう一人の自分と和解する

ヒーリングについて少し書いてみます。(今日のお話は奇跡のコースからは離れます。)

時々、どうしたら本当に深いレベルで癒され、なおかつ持続させることができるのだろう・・・

と思うことがあります。

 

多くの人の心の中には、ずっとグズついている何かがあるんですよね。

心が晴れない何か。

それって、もしかしたら自分の中のもう一人の自分が「持つべき権利が満たされていなくて怒っている」と表現できるんじゃないか?と思ったんです。

少し話は逸れますが、ワンちゃん達って幸せに暮らすために温度や湿度が管理された安全な部屋、新鮮な水と栄養のある食べ物、お散歩、最低限のワクチン、かまってあげたり遊んであげる事などが必要なんですよね。

これがどれか欠けてしまうと、ワンちゃん達は病気になってしまったり、問題行動を起こしてしまったりします。

これは、人でも同じですよね。

人の心や身体が健康に保たれるには最低限必要不可欠な物や要素ってありますよね。

食事や教育はもちろん、守られて安全だと感じられる環境だとか、精神的にも身体的にも自由が必要ですよね。

自分が受け入れられていると感じられる対応だとか、困った時には助けてもらうことができるとか、関心を向けてもらうとか、励ましとかいろんな必要不可欠な要素があると思うんです。

 

けれど、調子が良くないとき、人生がうまくいっていない時というのは、自分の中のもう一人の自分が持つそうした権利が侵害されてしまったことを、ずっと怒っている状態なのでは?と思うんです。

自分の中にいるもう一人の自分は、自分の声を聞いてもらってそれを生きてもらいたいのに、普段意識している自分が世の中の基準に自分を当てはめようとしたり、認められるような人間になることだとか、他の人に愛されることに一生懸命になっていると、もう一人の自分は犠牲になってしまっているんですよね。

自分がすごく助けてもらいたいって思っている時とか愛が欲しいって思っている時というのは、実は、自分の内側のもう一人の自分の心の叫びなんではないかと思うんです。

もっと自分を見て欲しい、もっと自分に関心を持って欲しい、そんな風にもう一人の自分は言っているし、私の声を聞いてと言っているし、幸せになる方法もその部分がわかっているんです。

でも、多くの人は普段意識されている自分の考えを中心に生きようとするので、もう一人の自分との戦いが起きているし、もう一人の自分はものすごく怒ってしまっているんですよね。自分の権利が満たされていないし、普段の自分が自分勝手にいろんなことを進めようとしているので。

わかりやすくいうと、普段の自分が独裁的な親だとしたら、もう一人の自分はそれに無理やり従わされている小さな子供みたいな感じです。(もう一人の自分がしたくないことを無理やり自分がやらせてしまっている状態)

自分と内側のもう一人の自分との関係=外側の環境なので、もう一人の自分との関係がそのまま、周囲の人たちや世界との関係となります。

自分ともう一人の自分の願いの不一致や不和があれば、それが外側の人たちとの人間関係にもそのまま現れます。

 

イライラや怒りが深刻なレベルの場合や人生が空回りしている時というのは、もう一人の自分が十分な愛を与えられず、自分に振り回され、願いを無視されて怒っているんですね。

それで、自分がもう一人の自分の権利を侵害していると、今度はどこに行って誰と関わっても、同じように自分の「持つべき権利が侵害されている」ということを経験してしまいます。

 

心のメカニズム的にも、やっぱり自分で自分を愛している以上の愛は外側から受け取ることができないようになっているんですね。

自分がもう一人の自分を愛して大切にしている量と、外側からの愛やケアを受け取れる量は同じなので、自分の中に愛を増やそうとして外の人に愛を求めても自分の中になければ埋めることはできないんです。

なので、例えば自分を愛することができない男性を私の愛の力で変えてみせるわ・・・って女性、昔からたまに聞きますが、無理なのはこのためです。(笑)

 

もう一人の自分と和解することなく、外に愛や評価を求め続けると、ああまた愛されなかった、自分はダメなんだ・・・という経験がたくさん増えていくため、自己否定の意識が強化されていきますし、さらにその経験が増えていきます。

けれども、自分がもう一人の自分に愛や優しさ、関心を与え、耳を傾けてニーズを満たしてあげていると、もう一人の自分が満足し「自分は愛されている」と認識するようになって、経験が変化していきます。

こんな感じです。(以下)

 

日々、もう一人の自分を大切に扱い、話しかけたり、望みに耳を傾けたりする

自分は大切にされ、愛されているともう一人の自分が思い始める(和解)

実際に外側の人間関係でも大切にされ、励まされ、愛され、認められる経験をする。もう一人の自分が協力してくれるようになり、いろんなことがうまくいく。

という順番です。

 

ついでに、「ホ・オポノポノ」の4つのワードというのはもう一人の自分に聞かせてあげるのに、まさに最適な言葉だと改めて思います。

ありがとう

愛しています

許してください

ごめんなさい

これって、親や好きになった人に一番言ってもらいたかった言葉じゃないかなと思うんです。

なので、自分がもう一人の自分にたくさん言ってあげます。

自分がもう一人の自分の一番近くにいるのに、その自分が常に愚痴とか怒りとか、否定とかネガティブなことを自分自身に聞かせてしまっていたら、もう一人の自分が可哀想すぎますよね。

それって、親にやってもらいたくなかったことだと思うんですよね。

愚痴を延々と聞かされたり、否定されたり、不機嫌でいられたりされたらすごく嫌だったはずなんです。

まずはとにかくそれを自分がもう一人の自分にしない(頭の中の会話やあり方として)というのが実は一番重要なんじゃないかと思います。

 

セッションやワークショップなどに行っても効果が長持ちしないことが多いのも、もしかしたら、側にいる自分が日々、もう一人の自分を愛して大切にしたり、ニーズを聞いて叶えてあげたりしないことに関係があるのではと、私自身が感じたことがありました。

非日常で、愛や承認を誰かからもらったとしても、普段の生活に戻って、もう一人の自分を無視したり、変な義務を押し付けて過ごしていたら調和のとれていない元の状態に戻っていってしまうのも頷けます。

 

本当に癒されるとは、自分がもう一人の自分と和解して手を結ぶことと言えるのかもしれません。