借金と聞いてどんなイメージが湧きますか?
悪いこと、恥ずかしいこと、隠したいこと、辛いこと、苦しいこと、家族に迷惑がかかること・・・・というようなネガティブなイメージでしょうか?
または、商売や取引にはつきもの、国にも借金がある、普通のこと・・・・と特にネガティブなイメージが湧いてこないでしょうか?
育った環境、親が話していたことなどによって抱くイメージは色々あると思います。
では借金がある方は以下の質問に答えてみてください。
あなたに借金があり、それに対してネガティブな気持ちになっているとしたらそれはなぜでしょうか?
①借金があるということは、お金のことがちゃんとできない人、信用されない人。そんな風に自分のことを思ってしまう
→ 借金の問題の前から、自分のことをちゃんとできない人間、信頼できない人間、そんな風に自分をジャッジしてしまいがちだった可能性があります。
ちゃんとできない人と思っていたお陰で、きっとあなたは他の人よりもちゃんとしすぎているかもしれません。自分にストレスがかかるほどにちゃんとしないとと、ちゃんとしないと、と自分に厳しい傾向があるので、もっとリラックスして緩めて生きてみてください。
②借金があることが恥ずかしいことで人にばれたくない
→ 借金は恥ずかしいことではありません。人に言えないようなことがない人間などこの世に一人もいません。周りの人の目を気にしすぎていて、人に良く思われたい、人に認められたい、という気持ちが強いかもしれません。他の人からどう見えるかということや、他の人に認められる自分になるためにお金を使いすぎてしまう傾向があり、そのために借金が増えてしまった可能性があります。
他人の評価では自分の人生の価値は決まらないということを知ってください。あなたはありのままの姿で完璧です。
③借金があって支払いに追われてしまい、それが辛い
→借金の支払いに追われるという場合、ほとんどは利息と共に元金を払うようなシステムの場所からお金を借りていると思います。つまり、借りたものよりも多く払っているわけです。借りた以上に返さなければならない、もらったらお返ししなければならない(親への恩返しなど含む)というプレッシャーが強く、普段から誰かから愛や金品をもらったりすることに罪悪感を感じやすいかもしれません。
罪悪感ではなく、感謝とともに受け取ってみてください。親が重荷という部分からくる人もいるので、親との関係を見直すのもおすすめです。また、罪悪感は誰のためにも、何のためにも役に立ちませんので手放してしまいましょう。罪悪感をなくそうと戦うのではなく、罪悪感がやってきても、あたかもそこに無いように違う方向に意識を向けてみましょう。
④家族やパートナーに迷惑がかかるのが、辛い
→他の人に迷惑がかからないようにと気にして生きてきた方が多いかもしれません。誰にも頼らず、一人で心の問題や重荷を抱えすぎてストレスが溜まり、それが原因でお金を使い、借金が増えてしまった可能性があります。
家族や近い関係の人に頼れない、甘えられない、という部分を改善していくとよいかもしれません。最も愛している人に少し弱音を吐く、頼る、迷惑をかけてみる。という練習をしてみてください。
⑤支払いの遅延で将来クレジットカードや住宅ローンが組めなくなることが不安
→誰かに借りたり、頼らなければ自分の力では生きていくことが不安なのかもしれません。自分に自信がないことが考えられます。
他の人に頼ったり、お金を借りなくても大丈夫なくらい稼ぐことができる自分の才能や能力を信頼してみましょう。実際、芸能人や芸人をはじめフリーランスの人たちは借金がなくてもローンを組むのが難しいようで3億円の家などをキャッシュで買ったりしています。また、VISAデビットカードなどもあるので、今の時代クレジットカードがなくても困りません。
⑥取立ての催促が怖い
→人と向き合うことが苦手かもしれません。逃避傾向があり、そのために買い物やゲーム、占い、アルコールや薬物などにのめり込んでしまいお金をたくさん使ってしまう方も多いかもしれません。
取立て人の人に本当のことを説明し、正面から問題に取り組むことをおすすめします。また、普段から愛する人、家族や友人と率直に誠実に話す習慣をつけていくことが役に立ちます。
⑦破産してしまったらどうしようと不安
→破産してしまうことが怖いのは、他の人に知られてしまうことでしょうか?②社会的な信用を失うことでしょうか?①家族に迷惑がかかることでしょうか④
以前、ライブドアの堀江さんがお話ししていたのですが、「破産」というのは前向きな選択。そう話していました。アメリカ大統領のドナルド・トランプも破産を何度も経験していますし、芸能人や著名人にも多くいます。失敗しない人間などこの世に一人もいません。全ての負債を一度リセットし、教訓を胸に刻み、新しく人生をやり直すということが法律でも許されているので、まさに前向きな選択だと思います。破産以外の債務整理手続き(個人再生、任意整理等)もあり、借金の金額を減らしたり、利息をカットして支払いプランを見直す等の手続きを無料で行ってくれる公共団体もありますので借金それ自体で生きていけなくなる不安を感じる必要はないと思います。
いかがでしたでしょうか?当てはまるものはありましたか?
これが全てではありませんし、色々な原因が複合していることが多いですが、これまでのセッションの経験からいくつか借金に対しての心理パターンをあげてみました。
「借金」そのものに対してネガティブなイメージを持つ必要はなく、借金している自分を責める必要は全くありません。
借金に対しての思いというのは、普段の自分自身の生き方や在り方を見せてくれるものです。
借金という問題を解決しようと思うよりも、借金が語りかけてきてくれているメッセージを受け取ってください。
借金は「本当のあなたはあなたが思っているようなあなたじゃないですよ」と言ってくれています。借金はそのためにあります。
借金を黄金や宝に変えてしまいましょう。